こんにちわ、ひろし(@anime__hiroshi)です!
今回紹介するアニメは、「SHIROBAKO」です。
2020年2月29日に劇場公開が決定したという事でしたので、2014年と少し前のアニメですが第1話を観てみました。
感想としては、

観る人を選ぶ
と、思いました。
厳密に言うと、観る人の立場で変わる、と言ったところでしょうか?
以下でもう少し分かり易く解説します。
ということで早速、アニメ「SHIROBAKO」第1話の感想をレビューして行きます!
アニメ「SHIROBAKO」のあらすじ
■アニメ「SHIROBAKO」公式Youtube動画より
シロバコとは映像業界で使われる白い箱に入ったビデオテープの事でありひとつの作品が完成した際に、制作者が最初に手にする事が出来る成果物である。
イラストや写真等で華やかに作られている販売用パッケージと比べれば、白い箱に入っただけのテープは地味かもしれない。
しかし、そこにはクリエイター達の想いが詰まっている。
この物語は、5人の夢追う女の子を中心に、シロバコの完成を目指し奮闘するアニメ業界にスポットを当て日々起こるトラブルや、クリエイティブな仕事ゆえに起こる葛藤や挫折、集団で作るからこそ起こる結束や衝突といったアニメ業界の日常を描いた群像劇作品である。
そして、5人が共に目指した夢への挑戦。
その先に見出す希望へと続くサクセスストーリー。
そう、アニメの今がここにある・・・。
引用元:公式HPより
前情報なしでアニメ「SHIROBAKO」第1話を観た感想・ネタバレ

(C) 「SHIROBAKO」製作委員会
あらすじだけを見ると、新人社会人の青春群像劇だと思われると思います。
が、実際は少し違ってるんです。
見所・見方は色々だと思いますが、詳しくは以下の通りです。
アニメーション製作の実態を赤裸々に

(C) 「SHIROBAKO」製作委員会
アニメーション製作業界は特にブラックと言われてるイメージありませんか?
そして、身体も心も疲弊して業界の実態を知り去って行く。
私は正直そんなイメージを少なからず持っています。
ですが、アニメ「SHIROBAKO」ではそういったブラックな面というよりも、実際のアニメが1話出来るまでの流れ、というのが分かりやすく解説されていました。
1話こけたら後の話も全部こける、というくだりについてはなんだかやたら納得しちゃいました。

過去に、放送途中に打ち切りなったりしたアニメって、そういった事情だったのかぁ
なんて妙に勉強になったり。
そういったアニメーション製作業界の実態が、思った以上に赤裸々に綴られれています。
序盤を観る限りでは、業界の闇を映し出した作品だったりするのかなぁという感想だったのですが、全く逆でした。
アニメーション製作業界を知る人間の作った業界アニメ。
その中で、若者の苦悩や葛藤を描いている作品となっています。
観る人の立場で見え方が変わるらしい

(C) 「SHIROBAKO」製作委員会
アニメ「SHIROBAKO」のポイントは、観る人によって受け取り方が変わるという事のようです。
「ようです」というのも、正直第1話だけを観た限りではそこまで話の本筋が分かりません。
第1話だけのあらすじとしては、
そんな内容となっています。
第1話だけだと、アニメ業界に就職を目指す人。
アニメ業界に現在勤めている人。
これらの人を対象にしたアニメだとしか言えません。
1話で切った人も多いのでは?

(C) 「SHIROBAKO」製作委員会
ちょっとネガティブな意見を言うと、第1話から登場人物が多いんです。
後からそれぞれの登場人物の背景も紐解かれていくようですが、仕方のないことですが

誰が誰だかわかりません。
いきなり登場人物が多かったので、主人公の宮森あおいにもなかなか気持ちが入りにくかったです。
あと、登場人物の肩書きもそれぞれ違うので、最初は戸惑います。
制作進行、原画担当、3Dクリエイター、3D監督、制作デスク、ラインプロデューサー、アニメーター、動画検査、色指定・検査etc…
逆に言うと、アニメ1本作るのに多くの人の手がかかっている、というのが分かるとも言えます。
ですが、こういったのが苦手な人もいるかと思います。
登場人物はある程度順番に、ストーリーを進めながら増えてもらった方が話が入りやすいと思う人もある一定いるのではないでしょうか?
そういう人には、アニメ「SHIROBAKO」はちょっとおすすめ出来ない作品かもしれません。
それと、どうでもいいかもしれませんが、

(C) 「SHIROBAKO」製作委員会
私は総務の興津 由佳さんがタイプです(笑)
ちょっとツンデレな感じが良きです。
アニメ「SHIROBAKO」のネットの口コミや評判は?
続いては、アニメ「SHIROBAKO」のネットの口コミや評判についてです。
「はたらく」ということ
アニメ制作会社が舞台設定になっていますが、観ている人が自分の働いている職場や業界に置き換えて感情移入しながら鑑賞できる作品ではないかと思います。
「あー、会社にこういう人いるよなあ」「こういう取引先あるよなあ」「こんな先輩欲しかったな」「こういう仕事したいな」とか、そう思いながら観てる人が多いのではないでしょうか。
時々SHIROBAKOについて「アニメ業界の本当の闇が描けてない」とか「こんな仕事のできる新人はいない」とか「理想を描いているだけ」のように指摘される方がいますが、制作側もアニメ業界の裏側を描いてやろうとか、そういう思いで作ってるわけでもないと思います。
あくまでも舞台設定がアニメ制作会社というだけで、本質は「働くということ」を描いた作品ではないでしょうか。
社会人の働く姿を描く群像劇として、もう比類するものがないと思う傑作
主人公と同郷のヒロイン達が繰り広げる、挫折と苦悩と成功の物語。
そう纏めてしまったら、この作品の半分も語ることが出来ない。
主人公やヒロイン達と同じくらい、物語として脇を固める多くの登場人物一人一人にしっかり注目したい。
それぞれ皆が仕事上で、失敗・挫折・過去の栄光・諦め、そしてまた再起といった日頃社会全体では取り留めもない、普通ドラマでは描かない様な脇役達の些細な出来事を描く。
その脇役一人一人の小さな葛藤や不安に軋轢等々が、人の生き方として実に生々しく繰り広げられて行きます。
物語に登場するアニメ監督が仕事を依頼する相手それぞれに、これは貴方が主役です。
と言って回るのですが、まさにこの物語においての主役とは「全力で仕事に携わった人達全員が主役なんです」そう伝えたかったのではないかなと思いました。
可愛らしいヒロイン達を見るだけでなく、是非とも脇を固めるオジサン・オバサンその他の人々を見てあげて下さい。
この作品を観ずにアニメを語れない
アニメ業界のリアルを折り込んで作られている作品なので、この作品を見てるかで総集編や作画崩壊、製作発表からオンエアまでの期間に対する考えが変わる。
社会人はこの作品をどのタイミングで見るかによって見方が違う。
学生ならば期待と不安。新入社員なら仕事とはなにか。
慣れてきた時期やスランプの時は輝いていた時期を思い出したり、新しい何かを見つけたり、後輩や部下がいればその人たちとの接し方の難しさ等、飲食店でも営業職でもSEでも『働く』って何だろう?と考えさせられる。
ストーリーも全話見終わってからだと複線に気づけたりする。
元ネタを調べるのも面白い。
監督は水島監督まんまだし。
キャラクターの成長も感動的。(ネタバレになるので書きませんがスポコン以上に自然で感動的です。)
とにかく観てください。
せめて六話まで。
アニメ「SHIROBAKO」第1話はこんな人におすすめ!

(C) 「SHIROBAKO」製作委員会
第1話だけを観てのおすすめとなると、
・アニメ好きな人
・アニメ業界に現在勤めている人
です。
特にアニメ好きな人は観る事をおすすめします。
私も、

なるほどアニメってこういう風にして出来てるんだぁ
と納得すると共に、そんなアニメだからこそ、もっと日本のアニメを観てみたい!と思いました。
それと、社会人一年目の人にとっては、主人公宮森あおいに共感出来る部分も多いのかなぁと思います。
アニメ「SHIROBAKO」は、いわゆる社会人あるあるみたいな部分も多分に含んでいますので、ぜひそういった視点で観てもいいかもしれませんね。
まとめ
こういったアニメが合わなくて、第1話で切った人も多かったかもしれません。
観る人の今置かれている状況によって受け取り方も変わってくるので仕方ありません。
ですが、個人的には、
現状のアニメ業界の事を知れば、あなたの好きなアニメの事をもっと好きになれるはずですからね。
ということで、以上、アニメ「SHIROBAKO」第1話の感想&レビューでした!
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