【感想】アニメ「放課後さいころ倶楽部」第1話を忖度なしでレビューしてみた!

放課後さいころ倶楽部 おすすめ度★★★★☆4
放課後さいころ倶楽部

こんにちわ、ひろし(@anime__hiroshi)です!

今回紹介するアニメは、「放課後さいころ倶楽部」です。

第一印象は、

 

ひろし
ひろし

また女子高生物かぁ。
さいころ倶楽部ねぇ。
まぁ、とりあえず観てみるかぁ。

 

みたいな軽いノリで観たのですが、これがなかなかどうしておもしろいんです!

思わず知的好奇心をそそられること間違いなしです!

 

なんとなく食わず嫌いだったとしたら、騙されたと思ってぜひ観てみてください!

 

きっと損はさせませんよ!

ということで早速、アニメ「放課後さいころ倶楽部」第1話の感想をレビューして行きます!

 

 

アニメ「放課後さいころ倶楽部」のあらすじ

■アニメ「放課後さいころ倶楽部」公式Youtube動画より

TVアニメ「放課後さいころ倶楽部」PV

いつもひとりでいること—。

人付き合いが苦手で引っ込み思案な武笠美姫にとっては、それが当たり前の日常。

そんな美姫が、天真爛漫なクラスメイトの高屋敷綾、クラス委員長の大野翠、ドイツからの転校生エミーリアと出会い、 ボードゲームを通して友情を深め、少しずつ前に進んでいく。

当たり前だった日常が、特別な毎日に変わっていく—。

引用元:公式HPより

 

 

前情報なしでアニメ「放課後さいころ倶楽部」第1話を観た感想・ネタバレ

放課後さいころ倶楽部

放課後さいころ倶楽部

主人公の武笠美姫は、クラスの端でヘッドフォンをして1日を過ごすような、いわゆる陰キャな子と言ってもいいかもしれません。

友達付き合いもあまりなく、あまり心を開かないタイプの女の子。

 

放課後さいころ倶楽部

放課後さいころ倶楽部

転校生の高屋敷綾は、明朗快活。

元気だけが取り柄の、ちょっとおっちょこちょいな女子高生。

まぁ、女子高生物のアニメにはよくいるタイプの子です。

 

放課後さいころ倶楽部

放課後さいころ倶楽部

こちらもよく居がちな、クラスの学級委員長、大野翠。

曲がった事が大嫌い。

何事も論理的に考えるタイプ。

 

ありがちなあらすじなんだけど・・・

放課後さいころ倶楽部

放課後さいころ倶楽部

委員長の大野翠を夜の街で見かけた、武笠美姫と高屋敷綾。

気になって委員長の後を付けていくと、何やら怪しげな雑居ビルの中へ。

恐る恐る中へ入ると、そこには「さいころ倶楽部」というボードゲーム店が。

 

委員長の大野翠はその「さいころ倶楽部」でアルバイトをしていたのでした。

 

その「さいころ倶楽部」でボードゲームをする事になるのですが、何やらそのボードゲームはこれまで見た事のないようなボードゲームなのでした・・・。

というのが第1話のネタバレというかあらすじになります。

ここまでだと、正直

 

ひろし
ひろし

ふ~ん

 

って感想ですよね?

では、以下で、アニメ「放課後さいころ倶楽部」の魅力を解説していきますね。

 

京都弁が新鮮!

放課後さいころ倶楽部

放課後さいころ倶楽部

これは賛否分かれるかもしれませんが、

 

主人公:武笠美姫の京都弁が新鮮です!

 

他のアニメでも関西弁をしゃべる登場人物はいますが、京都弁って少なくないですか?

しかも、主人公:武笠美姫の京都弁って、実に違和感がありません。

↓でも解説しますが、このアニメ「放課後さいころ倶楽部」は相当細かい所まで作りこまれています。

恐らくこの京都弁についても、

 

関西弁とは切り分けて演技指導?をされているのではないでしょうか?

 

品のある京都弁なので、関西弁ほどえぐかったりしないんですよね。

これは、関西在住の人なら誰しもそう感じると思いますので、ぜひこの京都弁に注目して聞いてみていただきたいです。

 

京都の聖地巡りが流行るかも?

放課後さいころ倶楽部

放課後さいころ倶楽部

過去いろんなアニメで「聖地」が話題となっています。

アニメで登場したシーンが話題となり、これまで何もなかった片田舎に観光客が訪れる、というブームになった名所もたくさんあります。

この「放課後さいころ倶楽部」も、そんな聖地となりそうなシーンがふんだんに盛り込まれています。

作者の方が京都出身なのかもしれませんが、下記以外にも京都の様々な実在のシーンが使われおり、京都の情緒をうまく表していて、作品のイメージともうまくマッチングしています。

 

南禅寺の水道橋

放課後さいころ倶楽部

放課後さいころ倶楽部

これは実際に京都南禅寺にある水道橋です。

詳しくは↓で紹介されています。

 

 

板前にぎり銀兵衛

放課後さいころ倶楽部

放課後さいころ倶楽部

委員長の後を付けていく際に通ったお寿司屋。

店の名前は違いますが、「板前にぎり金兵衛」として存在しています。

板前にぎり金兵衛ホームページ↓

 

 

ShootingBar L4 KYOTO

放課後さいころ倶楽部

放課後さいころ倶楽部

「さいころ倶楽部」の入居する雑居ビルにあるお店。

こちらも実在の名前とは少し変えていますが、「ShootingBar M4 KYOTO」として存在します。

ShootingBar M4 KYOTOホームページ↓

 

 

世界のボードゲームが想像以上におもしろい!

放課後さいころ倶楽部

放課後さいころ倶楽部

さいころ倶楽部の名の通り、作中では世界のボードゲームが出てきます。

第1話では、マラケシュというモロッコの都市の名前で絨毯商人を目指すボードゲームが登場します。

ぶっちゃけ、そんなボードゲームは全く知らないと思います。

私もそうでした。

 

ひろし
ひろし

そんなものやっておもしろいの?

 

と、思うかもしれませんが、

 

これが想像以上におもしろいんです。

 

というか、おもしろく見せるんです。

サイコロは1~4までしかない、という解説を聞いた時にぞくっとしました。

えっ?どゆこと?と思うでしょ?

 

放課後さいころ倶楽部

放課後さいころ倶楽部

作中では、マラケシュについて解説しながらもゲーム性を持たせ、しかもそのゲームをやりながら、主人公:武笠美姫の心の成長を描いていきます。

このあたりの見せ方が、とにかくうまいんです。

 

今まで見た事も聞いた事もないボードゲームを、聴き手の興味をうまく引き付けながら解説しつつ、ひとりの女子高生の心の変化を同時に見せていく。

 

そんな見方をしてしまう私も嫌な大人になってしまった・・・と、思いながらも実によく出来ているなぁと感心してしまいました。

 

参考:マラケシュについては↓で詳しく紹介されています。

 

 

アニメ「放課後さいころ倶楽部」のネットの口コミや評判は?

続いては、アニメ「放課後さいころ倶楽部」のネットの口コミや評判についてです。

面白い。作品の主題が斬新。ただし、キャラクタの性格付けは陳腐
1 主題が斬新
面白いです。
知的好奇心が刺激される、という意味において。
ボードゲームを主題とする、といういまだかつて無い着眼点で、斬新です。
世の中には、こういう世界があるのだと、とても新鮮で、面白く視聴することができました。

2 キャラクタの魅力は低い
ただ。。。
敢えて苦言を申し上げるとすれば、登場キャラクタたちの魅力が今ひとつ、いや、いま2つという印象を受けたことでしょうか。
よくあるキャラクタ設定、性格付けで、その点だけは残念でした。

ボードゲーム好きにおすすめ
学校でもずっとヘッドホンを付けているような超絶コミュニケーション不足な少女が元気だけが取り柄のような少女と漫画的に出会い話は動き始めます。
そこからはただボードゲームを紹介するアニメです。
人物像がみんな薄いのでキャラクターに愛着の湧くようなアニメではありません。主軸はボードゲームを紹介することなのでその印象は話が進んでも変わらないでしょう。
ボードゲームについても正直そこまで面白みは伝わってきませんでした。
おじさんと少女がマイナーなボードゲームを解説しながらやるだけですのでボードゲームの魅力がこのアニメの全てと言ってもいいでしょう。

ボードゲーム目的で視聴するとがっかりする
原作を見ていませんがボードゲームが好きで視聴してみました。
正直ボードゲーム目的で視聴するとがっかりするかと思います。
麻雀の咲のボードゲーム版という感じで、ボードゲーム自体の面白みはあまり伝わってきません。
2話がゴキブリポーカーを扱うみたいなので2話をみたら見るのをやめるかな。

アニメ「放課後さいころ倶楽部」第1話はこんな人におすすめ!

放課後さいころ倶楽部

放課後さいころ倶楽部

とにかく、みんな1回観てみてください!

ボードゲームをする女子高生見てもなぁ。

そう思うかもしれませんが、そんな思いをぶち壊すほどの衝撃があるかもしれませんよ。

少なくとも、私は軽い気持ちで観たのに、

 

こんな所で素晴らしい良作に出会えた!

 

と思いましたし、ぜひいろんな人に勧めたいと思いましたからね。

 

まとめ

ただの女子高生物だなんて思った自分に反省です。

 

視聴者の今まで触れた事のないであろうボードゲームについて知的好奇心をそそり、また同時に内向的な女子高生の心の機微をこれほど精緻に描いたアニメがかつてあったでしょうか?

 

合わせて、京都の町並みを再現する製作側の意図も十分汲み取れますし、主人公にあえて京都弁を話させているあたり、実に秀逸です。

かるたや花札で京都をイメージするアニメはありましたが、ボードゲーム+京都という発想がまたいいんです!

作品のタイトルでちょっと敬遠しがちな人がいるとしたら、ぜひ食わず嫌いせずに観ていただきたい作品です。

ということで、以上、アニメ「放課後さいころ倶楽部」第1話の感想&レビューでした!