こんにちわ、ひろし(@anime__hiroshi)です!
今回紹介するアニメは、「プラネテス」です。
このアニメは、siroi3(@siroi33)さんに紹介していただきました。
後から知ったのですが、この「プラネテス」相当有名のようです。(私が知らなかっただけなのですが・・・)
公開は2003年と少し古いと思われるかもですが、その内容たるや時代を感じさせない宇宙SF物としては、実に真摯に作られた作品です。
ということで早速、アニメ「プラネテス」第1話の感想をレビューして行きます!
アニメ「プラネテス」のあらすじ
■アニメ「プラネテス」公式Youtube動画より
主人公ハチマキ(星野八郎太)はサラリーマン。
宇宙ステーションでデブリ(宇宙ゴミ)回収を仕事にしている職業宇宙飛行士だ。
自分の宇宙船を手に入れるため、同僚のユーリやフィーらとデブリを回収する日々。
今年で4年目を迎えた25歳、そろそろ自分の生き方を考え始めてきた。
そんな折、ハチマキの働くデブリ課に新入社員が配属された。
彼女の名前はタナベ(田名部愛)。
初めは、何かにつけて反発し合っていたが、やがて二人は惹かれ合っていく。
2075年。
地球、宇宙ステーション、月の間を、旅客機が普通に行き交う世界で、ハチマキはどう想い、成長していくのか。
引用元:公式HPより
前情報なしでアニメ「プラネテス」第1話を観た感想・ネタバレ
まだ第1話しか観ていませんが、注目すべきはその個性豊かなキャラと細かい宇宙SF物としてもこだわりです。
キャラ作りについては、まさにお手本のようなキャラクターが登場します。
またSF物としてもこだわりが細部に観られるのも、制作スタッフのこだわりを感じます。
それぞれ少し解説します。
キャラの個性が良い!

©幸村誠・講談社/サンライズ・BV・NEP
主人公は左のハチマキこと星野 八郎太(ほしの はちろうた)。
職業としてデブリ(宇宙ゴミ)を回収する宇宙飛行士。

©幸村誠・講談社/サンライズ・BV・NEP
もうひとりは右のタナベこと田名部 愛(たなべ あい) 。
新人のデブリ屋。
無知と若さは武器だが、それが足かせになっているような女の子。
飯の種として働くハチマキと、宇宙に夢と希望を持つタナベ。
根本的に宇宙に対するスタンスの違うふたりなので、様々な場面で衝突することに。
観ていてどちらもつい応援したくなるような演出が盛りだくさん。
そして、このふたりだけでなく、その脇を固める面々も個性が強い。
基本、たぶん何も考えていないフィリップ・マイヤーズ課長。
宴会芸に磨きをかけようと日夜努力しているアルヴィンド・ラビィ係長代理補佐。
女船長のフィー・カーマイケル。
皆ひとくせもふたくせもあるキャラが際立っている。
いやらしくなく、しつこくなく、それぞれの個性を干渉し合わない、バランスの取れたキャラ構成。
このあたりは、ジブリ作品のように、とにかくキャラの個性を際立たせるために、事前に相当作り込まれたんだろうなぁ、と容易に想像ができます。
細かい部分の作り込みがすごい
普通のSF物ならそれほど描写にこだわる所ではないんでしょうが、気になる点を少し紹介します。

©幸村誠・講談社/サンライズ・BV・NEP
宇宙飛行士は実際におむつを履くそうです。
そりゃあそうですよね。
宇宙空間で作業中にトイレに行きたいってなったとしても、当然そんな簡単にトイレに行ける訳ではないですからね。
ただ、こういった事をこれほど明確に表現する宇宙を舞台にした作品は少ないと思います。
そして、もうひとつが・・・

©幸村誠・講談社/サンライズ・BV・NEP
宇宙船の中にはこういった、足を引っかけたり、掴まる取っ手が多くあります。
理由は簡単で、宇宙空間には天地がないからです。
常に体が浮いています。
どこかに捕まらなければ、じっとしていることもままなりません。
このあたりは、演出上宇宙物のアニメなんかでは割愛されがちです。
ですが、このアニメ「プラネテス」ではしっかりと描かれています。
ひょっとしたら気づかずに見過ごしている人もいるかもしれませんが、こういったリアルを追求しているあたりに人気の秘密があるんだろうなぁ、と思って止みません。
アニメ「プラネテス」のネットの口コミや評判は?
続いては、アニメ「プラネテス」のネットの口コミや評判についてです。
何度見てもおもしろい!!
ヒトは過去を美化すると言うけど、これは今見ても本当に面白い!
最近のアニメには無い宮崎映画のようメッセージ性がある。
未だにこのアニメを超えるアニメには出会えていない。
今後もこれを超えるアニメには出会えないと思わせられるほどオススメです。
アニメ版は原作から多くの点で改変がなされていますが、個人的にはどちらの世界も大好きです。
漫画版のエンディングも最高ですが、アニメ版は最終話の「しりとり」からのシーンがお気に入り。
ハチマキがタナベに振り向きながら気持ちを伝える所は、第1話でハチマキがタナベに「トイボックスに帰るぞ。」
と伝えるシーンと被って良い演出だなぁと思いました。
単純かもしれませんがスウィートハッピーエンディング、良いと思います。
2003年!?アニメの映像も綺麗でストーリーも風化していない。
現実世界にしっかり足がつきつつ未来を思わせる設定。
人間臭くなりすぎず、あっさり薄くもなっていない内容。1話1話完結して楽しめて、全話通してみても完結している。
キャラクター付けも完璧。
ジブリと比較してしまうのも分かります。
作品として秀逸ですよね。
アニメーターや漫画家を目指す人には必ず見て欲しい作品です。
またみたいなぁ。
また少し時間をおいて周回したいと思います。
アニメ「プラネテス」第1話はこんな人におすすめ!

©幸村誠・講談社/サンライズ・BV・NEP
最後まで完走していないのであまり言えた立場ではないのですが、多分アニメ作りの王道なんだと思います。
ある一定普遍的なテーマを扱い、近未来のもしかしたらと思わせるシナリオ、個性豊かな登場キャラクター、細部に渡るこだわりの設定。

ひょっとしたらアニメ制作のお手本となる作品なのかもしれません。
最近はその多様性の多さのためか、どこかをとがらせてコアなファンを獲得しようとする作品も実際多いです。
ですが、このアニメ「プラネテス」は、人であれば誰しもが興味・関心を抱くように作られた秀逸な作品です。
そう考えると、これからアニメの道を目指す人なら観ておいてもいいかもしれませんね。
まとめ
宇宙物では、宇宙兄弟という2012年にアニメ化された作品があります。
後に映画化もされ、主演が小栗旬と岡田将生という事で相当話題にもなりました。
アニメ「プラネテス」はそれ以前の作品で、今なお色あせません。
個人的には、
特に小学生くらいの子供にアニメ「プラネテス」を見せて、将来の夢は?って聞いたら、宇宙飛行士!って大きな声で言えるようになって欲しい。
そう願って止みません。
製作年は2003年ですが、今でも問題なく観られる作品です。
お子さんをお持ちの親御さんは、ぜひ観てみてください。
そして、ぜひお子さんに観せてあげてください。
えっ?なんで子供に見せるのかですって?

だって、子どもの可能性は宇宙よりも広大ですからね。
ということで、以上、アニメ「プラネテス」第1話の感想&レビューでした!
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