【感想】アニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」第1話を忖度なしでレビューしてみた!

3.0
(C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会 おすすめ度★★★☆☆3
(C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

こんにちわ、ひろし(@anime__hiroshi)です!

今回紹介するアニメは、2020年1月スタートの「推しが武道館いってくれたら死ぬ」です。

第1話を観た感想は↓です。

#推し武道 第1話
主人公のオタクはキモオタ男子なのかと思いきや、可愛い女オタでした😅
オタク界隈のオタ用語も多用されており、作中内のコールもしっかり出来ています。
一般的なドルオタが観ても、オタクあるあるに納得の作品です。
アイドル目線の描写もあって、興味深い作品で良きです👍

 

アニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」は、アイドルオタクによるアイドルオタクのアニメかと思いきや、実はアイドル目線の描写もあり、実に良く出来たアニメです。

アイドルに興味がない、オタクはきもい、と思われている人でも、思わずへぇっと思える内容ですので、食わず嫌いせずに観ていただくことをおすすめします。

これを観ることで、

 

ひろし
ひろし

オタクってそんな一面もあったんだぁ

 

って気づいてもらえると思います。

また、実際オタ活(オタク活動)をしたことがある(している)という人が観れば、あるあるな内容もたくさん出てきて

 

共感の嵐となること間違いないです。

 

以下では、アニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」の第1話を観た私の感想とともに、一般の方にはあまり馴染みのないオタク用語についても解説していきます。

これを知る事で、ひょっとするとあなたのオタクに対するイメージがガラッと変わるかもですよ。

ということで早速、アニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」第1話の感想をレビューして行きます!

 

のあらすじ

■アニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」公式Youtube動画より

TVアニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」第4弾PV・2020年1月9日(木)放送開始!

岡山県在住のえりぴよは、マイナー地下アイドル『ChamJam』のメンバー・舞菜に人生を捧げている熱狂的なオタク。

えりぴよが身を包むのは高校時代の赤ジャージ。

えりぴよが振り回すのはサーモンピンクのキンブレ。えりぴよが推すのは舞菜ただ一人。

収入の全てを推しに貢ぎ、24時間推しのことを想い、声の限りを尽くして推しの名前を叫ぶその姿はオタク仲間の間で伝説と呼ばれ、誰もが一目置く存在となっていた。

『いつか舞菜が武道館のステージに立ってくれたなら…死んでもいい!』

そう断言する伝説の女・えりぴよのドルオタ活動は、アイドルもオタクも巻き込んで今日も続く…!

引用元:公式HPより

 

 

放送スケジュール・キャスト・スタッフ

放送スケジュール 2020年1月9日(木)~
TBSほか
【配信情報】
FOD独占配信
2020年1月10日(金)配信開始 毎週金曜日6時最新話配信
キャスト えりぴよ:ファイルーズあい
市井舞菜:立花日菜
五十嵐れお:本渡楓
松山空音:長谷川育美
伯方眞妃:榎吉麻弥
水守ゆめ莉:石原夏織
寺本優佳:和多田美咲
横田 文:伊藤麻菜美
くまさ:前野智昭
基:山谷祥生
玲奈:市ノ瀬加那
スタッフ 原作:平尾アウリ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」(COMICリュウ / 徳間書店)
監督:山本裕介
シリーズ構成:赤尾でこ
キャラクターデザイン:下谷智之、米澤優
サブキャラクターデザイン:西畑あゆみ
CGディレクター:生原雄次
色彩設計:藤木由香里
美術監督:益田健太
美術設定:藤瀬智康
撮影監督:浅村徹
編集:内田恵
音響監督:明田川仁
音響効果:上野励
音楽:日向萌
アニメーション制作:エイトビット

 

 

前情報なしで第1話を観た感想・ネタバレ

(C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

(C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

主人公は、いつもジャージのえりぴよ。

彼女はChamJam古参の伝説のオタクと呼ばれる。

推しは、ChamJamのメンバー市井舞奈。

彼女にとって推しは生活の一部であり、生きがい。

 

自分が生まれて来たのは、推しに出会うため。

 

推しがセンターに立つため、武道館のステージに立つためならその全てを捧げることができる。

そんな彼女のオタク活動を余すことなく知る事ができます。

そんな事知りたくねぇよ!と、思うかもしれませんが、これが意外と興味深いので、ぜひ最後までお付き合いください(笑)

ちなみに、私の感想としては、このえりぴよ自体がアイドルじゃないかっていうくらいかわいいのですが、逆にえりぴよを推してもいいですか?

 

本格的オタクアニメとしての自負

(C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

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実際観るまでは、オタクをおもしろおかしくしたアニメだろうと思っていたのですが、

 

アニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」は、本気のやつです。

 

現在アイドルが好きで、オタク活動をしている人が観ても納得の感想を抱ける作品です。

むしろ、主人公のえりぴよに共感しかないし、オタ活しているえりぴよを全力で応援したくなる事間違いなしです!

第1話で推しの市井舞菜に始めて出会った時のえりぴよのセリフ

 

私はあの日君に殺されかかったんだ

 

これです。

このセリフ、グサッと来ません?

実は私もオタ活していたので分かるのですが、まさに

 

運命の人に出会ってしまった

 

という感覚に陥ってしまうんです。

しかも、それはアイドルというかわいい女の子を好きになる、という事ではなく

 

尊いものとして見てしまうんです。

 

周りからすると、なんだこいつやべぇやつか?と思われるかもしれませんが、そうじゃないんです。

推しを尊ぶということは、神を崇めるのと同じ事なので、何も矛盾はないし一切恥ずべき事でもなんでもありません!

 

オタク用語

(C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

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あまりオタクについて熱く語っても引かれるのは分かっているので、以下では少しオタク用語について解説します。

これを知れば、アニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」を観た後の感想も変わってきて、より楽しめますよ。

オタクって馬鹿だなぁって思って見てやってください。

ひょっとしたら、あなたもこのアニメを観終わる頃にはドルオタになってるかもしれませんよ(笑)

 

推し

推しとは、グループの中で自分の一番好きなアイドルの事です。

ちなみに、アイドル個人ではなく、グループ全体を好きな場合は、「箱(グループ全体)推し」と言います。

 

オタクにとっての推しとは、尊ぶものなのです。

 

尊いとは、好きや愛してる、それよりもさらに上位の表現となります。

もはや、推しとは、オタクにとって崇拝すべき存在なのです。

逆に、推しを推せないオタクなんて、ただの人間なのですよ。

 

古参

古参とは、その押し(グループ)の活動初期からのファンの事です。

いわゆるファン歴が長い人の事です。

このファン歴の長い古参は、新規ファンからすると尊敬の眼差しで見られることがあります。

部活の先輩というか、OBの人に対するような敬意を持って接せられることもあります。

 

接触

握手会やチェキ会と呼ばれる、実際に押しのアイドルに接触が出来る行為全般を指して言います。

 

塩対応

接触で会話が弾まなかったり、ライブ中最前列にいたにも関わらず一度も目が合わなかったした場合に

「今日は塩対応だった」

と、勝手に勘違いし感想を口にします。

ほぼ100%勘違いなのだが、自分が雑にぞんざいな対応を受けたと思ってしまいます。

それを塩対応された、と表現します。

ただ、塩対応されたら推しをやめるのかというとそうではありません。

 

その塩対応されることが、オタクとしては至高の喜びだったりします。

 

この矛盾分かります?^^;

誰か特定のオタクに媚びを売るようなアイドルは、オタクに本気で推される事はありません。

プロである以上、逆に塩対応するのもアイドルの宿命でもあるのですから。

アイドルの言う、

「私を好きでいてくれる人が好きです。」

これが言えるのは、本当にプロ意識のあるアイドルだけなのです。

 

コール

アイドルの歌う曲の合間で叫ばれる「合いの手」の事です。

例:「お前が一番!お前が一番!お~れ~の~○○(推しの名前)」

 

認知

(C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

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接触に何度も通っていると、当然アイドル側もオタクの事を覚えます。

当然アイドルも仕事なので、オタクの名前を覚えたりすると、

「あ~、○○さん(オタクの名前)、また来てくれたの?ありがとう♪」

と、言ってくれたりします。

こうやって、推しに自分の事を覚えてもらったという状態の事を

 

推しに認知してもらった

 

と、表現します。

この時が、推しを推していて一番に感じる至福のひとときかもしれません。

 

積む

(C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

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接触と呼ばれる、握手会やチェキ会に参加するにはチケットが必要となります。

そのチケットを獲得するために、アイドルのCDを購入します。

作中にもありますが、長い時間接触しようとすると、そのチケットが複数枚必要になってきます。

当然同じCDを何枚も購入する事になるのですが、この行為を「積む」と言います。

使い方としては、オタク同士の会話の中で

 

「お前、今日何枚積んだの?」

「給料日前だから、5枚しか積めなかったよ~」

 

みたいな使い方です。

えっ?何枚も同じCD買ってどうするのかって?

ドルオタにそんな事を聞くのは野暮ってもんですよ。

 

鍵開け

接触の一番最初の人の事です。

使い方としては、

「今日○○ちゃんの鍵開け出来たぜ!」

逆に、接触の一番最後の人になる事を「鍵閉め」と言います。

 

オタクの朝は早い

(C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

(C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

作中で面白おかしく書かれていますが、これ、結構ガチです。

地下アイドルから地上に出て来たくらいの頃が一番やばいです。

今まで100人も並ぶなんてことはなかったのに、ちょっと人気に火が付いてきて世の中に評価され始めてくると、その列の並びが半端なくなってきます。

早朝から並ばないと、接触のためのチケットをゲット出来ない、なんて事も実際あります。

なので、オタクは朝から接触のために、その身を削りながらも推しに全てを捧げるのです。

 

視点は2つ

(C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

(C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

オタク用語を解説させていただいたのですが、これでなんとなくオタクの生態みたいなものが分かっていただけたかと思います。

作中のえりぴよのオタ活と合わせて見ていただけると、より理解が深まりオタクに対する評価も変わってくるかと思います。

ところで、アニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」は、単なるオタクの話かと思いきや、

 

アイドル側の視点からも物語が描かれています。

 

第1話ではその多くは語られていませんが、自分の事を全力で推してくれているえりぴよに対して、アイドルの舞菜は、ファンに素直に思いを伝えられない事に対して戸惑いを覚えます。

このあたりのアイドル側の葛藤みたいなものが、第2話以降でも語られていくと思うので、そちらにも期待したいところです。

 

エンディング曲「桃色片想い」

(C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

(C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

ED曲は松浦亜弥の「桃色片想い」カバーです。

10代の若い人は知らないかもしれませんが、30代後半から40代以上の人には相当刺さったんではないでしょうか?

かくいう私も思わずこのエンディングを聞いた時は、ついつい口ずさんじゃいましたよ^^;

評価は分かれるかもしれませんが、このあたりの曲のチョイスはさすがです。

 

作り手側も本当に分かってらっしゃる!

 

原作があって、それをただアニメ化しました、というだけではないっていうのが、ひしひしと伝わってきます。

 

 

ネットの口コミや評判・評価は?

続いては、アニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」のネットの口コミや評判についてです。

アニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」第1話はこんな人におすすめ!

(C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

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今現在、もしくは過去にオタ活をしたことがある人はぜひ観てください。

オタクあるあるに共感しかないですし、こういうアニメがもっと世に広まってもらって、

 

アイドルに対する変な偏見がなくなって欲しい

 

と願わざるを得ません!

一方、アイドルやオタクについて興味がない人もぜひ観てください!

ひょっとしたら、オタクって気持ち悪いとかって思っているかもしれませんが、アニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」を観れば、その考えが180度とは言いませんが、120度くらいは変わった感想を持つかと思います。

騙されたと思って観てください。

ひょっとしたら、あなたの人生を変える作品となるかもしれませんよ!?

 

まとめ

(C) 平尾アウリ・徳間書店/推し武道製作委員会

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アニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」の感想というよりも、オタクとは・・・みたいな感想になってしまいましたが、少しは伝わりましたでしょうか?^^;

このアニメは、オタクの推しに対する熱い想い、それを形にしてうまく表現してくれています。

恐らく今までこれほどまでに、

 

ひろし
ひろし

オタクによるオタクのためのアニメがあったでしょうか?

 

そして、恐らく第2話以降はアイドル側目線での葛藤も描かれてくると思います。

 

・オタクはなぜ推しに命をかけるのか?
・オタクはなぜ寝食を忘れ推しを推すのか?

 

答えはきっと

 

そこに推しがいるから

 

なんだと思います。

だって、神様には手を合わせるでしょ?

そこに意味はありますか?

ないですよね?

だって、神様なんだもん。

人間としてのDNAが神様の前では手を合わせなさいって言ってるんだもん。

それと同じです。

推しとは、ただひたすらに、尊い存在なのですから。

ということで、以上、アニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」第1話の感想&レビューでした!

 

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