【感想】アニメ「魔法使いの嫁」第1話を忖度なしでレビューしてみた!

3.0
(C)2017ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会 おすすめ度★★★☆☆3
(C)2017ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会

こんにちわ、ひろし(@anime__hiroshi)です!

今回は、Twitterを通して、クロバ(@ClearViceBeetle)さんにおすすめしてもらった「魔法使いの嫁」を紹介させていただきます。

先に言っておくと、

 

このアニメは、観る者を選びます。

 

好き嫌いはしっかり分かれるかと思います。

世界観や雰囲気がダメな人は、確実に第2話を観ようとは思わないと思います。

逆に、引き込まれる人は大いに引き込まれると思うので、ぜひあなたがどちらのタイプなのか。

この第1話を観て判断いただければと思います。

ということで早速、アニメ「魔法使いの嫁」第1話の感想をレビューして行きます!

 

 

アニメ「魔法使いの嫁」のあらすじ

■アニメ「魔法使いの嫁」公式Youtube動画より

TVアニメ『魔法使いの嫁』PV 第2弾

羽鳥チセは15歳の少女。
彼女は帰れる場所も、生きる理由も、そのための術も、何も持ち合わせていない。
ただひとつ、生まれ持った特別な力を除いて。
そんなチセを弟子として、そして将来の花嫁として迎え入れたのは、異形の魔法使い・エリアス。
自然と寄り添い、悠久の時を生きる魔法使いの暮しの中で、チセは大切な何かを少しずつ取り戻していく…。
これは、世界の美しさを識る為の物語。

引用元:公式HPより

 

 

前情報なしでアニメ「魔法使いの嫁」第1話を観た感想・ネタバレ

(C)2017ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会

(C)2017ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会

先に言っておくと、第1話だけを観ただけでは、このアニメの趣旨は把握できません。

 

主人公がどこから来て、何を求め、どうしたいのか?

 

あまり多くは語られません。

特に、世界観については通常の現代を舞台にした作品とは違うので、なにがしかの説明が欲しいところですが、説明はありません。

そんなアニメ「魔法使いの嫁」の魅力というか、見どころを以下で解説します。

 

観る者を選ぶ作品

(C)2017ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会

(C)2017ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会

この作品は観る者を選びます。

懇切丁寧に物語を解説しながら、引きを重視した第1話の構成をしている他アニメとは、一線を画します。

物語を進めながらその世界観を作り上げていくようなスタイルなのだと思いますが、昨今の観れば分かるアニメに慣れてしまった人にはきついはずです。

第2話どころか、第1話を最後まで観ない人もいるかもしれません。

いわゆる、人によっては

 

観ていて迷子になる作品

 

と言っても過言ではありません。

こういうなのが好きな人はいるとは思います。

口コミなんかでも高評価が多いです。

ですが、口コミを見る事もなく途中で観る事を辞めた人も多いと推察します。

一般的な手取り足取りしてくれるアニメに慣れていると、本当につらいだろうなぁ、とは想像できます。

 

掴み所のないストーリー

(C)2017ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会

(C)2017ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会

では、アニメ「魔法使いの嫁」の魅力は何なのか?

それは

 

観る者の想像力でいくらでも物語を紡げるという事。

 

主人公の智世は、謎の骨の顔をした魔法使いエリアスに買い取られます。

智世は将来に絶望して、自分を必要とする人に買われようとするのですが、それを買ったエリアスについてはまだその素性が明かされません。

 

(C)2017ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会

(C)2017ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会

なぜか優しいエリアスに居場所を与えてもらった智世ですが、謎の妖精に導かれるように家を飛び出してしまいます。

その妖精が良い者なのか悪者なのかも明かされません。

ですが、そんな妖精の世界に行きかけた智世をエリアスが救います。

そして、エリアスは言います。

 

「君は僕のお嫁さんになる人」

 

そもそもこのエリアスが人間なのか、妖怪なのか、お化けなのか、その存在を明確にせずに物語は進み、さらに謎が謎を呼ぶ設定の元に話が進んで行きます。

想像力で物語を紡げる人には非常にいいかと思います。

自由に想像の羽を広げる事ができるから。

でも、そうでない人は、全く着いて行けなくなる事は間違いないかと・・・。

 

笑いの要素が少しはある?

(C)2017ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会

(C)2017ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会

なんだか掴み所のない作品なので堅そうに感じるかもしれませんが、笑い所がすこ~しだけ?あります。

↑の画像のように、少しだけデフォルメされるシーンが、第1話の中でも何度かありました。

ですが、それほど大爆笑を誘うわけでもないので、正直デフォルメされた絵は必要なかったかと思います。

他のアニメだと、こういった描写をうまく活用して笑いを誘うものですが、アニメ「魔法使いの嫁」の第1話に関して言えば、そこはちょっと弱かったように思います。

 

 

アニメ「魔法使いの嫁」のネットの口コミや評判は?

続いては、アニメ「魔法使いの嫁」のネットの口コミや評判についてです。

この世界を美しいと思えるか、思えないか・・・

主体性を持たない女の子と感情を持たない異形の者の成長の物語です。

描写が時に見る側に”委ねられる点”があるので、初めから分かりやすい「答え」はありません。
人によっては、「で、結局何がしたかったの?」と捉える方もいるでしょうし、
私のように「美しいな・・・」と余韻に浸る人もいると思います。
どちらにも振れる作品だと思います。
少女漫画的+ファンタジーというもの自体が、好き嫌いが分かれますし。

唐突で衝動的とも思えるチセの行動やここで描かれている魔法という概念に違和感を感じる人も多いでしょう。
なぜなら、少女漫画的なものとファンタジーは基本「ぼや~」としているものですから(笑)
出来れば見たままを感性のまま感じて欲しいと思います。

いい作品でした。
赤髪の主人公に惹かれて見始めましたが、やっぱり赤髪に外れはありませんね(意味不)
ストーリーも面白いし、音楽もキレイでとてもおすすめです。

魔法使いと少女の歩み寄って行くお話

アニメを見て、原作の漫画も読みました。
確かに原作の方が情報量が多い作品ではありましたが、アニメだけでも十分楽しめますし、夏目友人帳のようなお話が好きな方にはおすすめしたい作品です。

アニメ「魔法使いの嫁」第1話はこんな人におすすめ!

(C)2017ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会

(C)2017ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会

ずばり、小説好きな方にはおすすめしたいと思います。

小説を読む人は、文字だけで、その人にしか作る事の出来ない様々なイメージを作り上げます。

この「魔法使いの嫁」も第1話だけではその背景の多くを語りません。

いわゆる続きの気になるアニメというよりは、1話ずつ咀嚼しながら楽しむ作品なんだと思います。

 

・なぜ、智世は自分を売ろうと思ったのか。
・なぜ、エリアスは大金を払ってまで智世を買い取ったのか。
・また、その目的は本当に嫁にするという事だけなのか。

 

これらについて、ヒントさえも提示されないので、ある意味妄想するしかありません。

それを楽しいと思えるか、面倒くさいと思うか。

あなたがもし前者であればおすすめですし、そうでないのであれば、無理に続きを見ずに別の作品を見られた方がいいかと思います。

 

まとめ

個人的には、この雰囲気は好きです。

他の商業主義的で、視聴者を引き付けるための手法を数多く用いる作品よりも、視聴者に物語の細部の構成等について妄想による選択権を与えるようなアニメ。

つまり、

 

観る側の想像力でいかようにも転換できるアニメです。

 

私は、この第1話を観て、

 

ひろし
ひろし

「智世が居場所を見つける物語」

 

と、思いましたが、人によってはまた違った見方をするかもしれません。

また、第2話以降でさらに見どころも変わってくるかもしれません。

そんな観る者に優しくもあり厳しくもある、アニメ「魔法使いの嫁」はきっとそんなアニメなんだと思います。

ということで、以上、アニメ「魔法使いの嫁」第1話の感想&レビューでした!

 

あなたのおすすめ教えてください!

あなたのおすすめがあれば、ぜひTwitterのリプorDMで教えてください。

可能な限り私の方で観させていただいて、↑のような形で感想を書かせていただければと思います。

⇒ひろしTwitter(@anime__hiroshi