こんにちわ、ひろし(@anime__hiroshi)です!
今回紹介するアニメは、「魔法少女特殊戦あすか」です。

またしても魔法少女物です。
古くは「クリィミーマミ」に始まり、「プリキュアシリーズ」、変化球で「魔法少女まどか☆マギカ」。
魔法少女については、昔からいろんな設定で作りこまれてきた感があります。
正直、市場的には食傷気味ではあると思うのですが、この「魔法少女特殊戦あすか」は一般的でもあり、玄人受けする作品かもしれません。
ポイントとしては、
・特異な戦闘シーン
第1話ではこれらが気になったので、そこを中心に観ていただければと思います。
ということで早速、アニメ「魔法少女特殊戦あすか」第1話の感想をレビューして行きます!
アニメ「魔法少女特殊戦あすか」のあらすじ
■アニメ「魔法少女特殊戦あすか」公式Youtube動画より
21世紀。人類は遂に他の知的生命体との接触を果たす。
しかし、その出会いは幸福なものではなかった。
地冥界より侵攻する化け物は、現用兵器の多くを無効化し、人類の運命は風前の灯火と思われた。
だが同じく地冥界に苦しめられていた、精霊環境条約機構の助けにより、人類は起死回生の一手を手にする。
魔法少女である。
強大な魔力を手にした少女たちは、心身に多くの傷を負いながらも、人類を勝利に導き、ついに大戦を終結させる。
しかし、それさえも、新たな戦いの始まりに過ぎなかった。
国際犯罪、無差別テロ、内戦、紛争……。魔法少女の戦いは終わらない――
引用元:公式HPより
前情報なしでアニメ「魔法少女特殊戦あすか」第1話を観た感想・ネタバレ

(C) 深見真・刻夜セイゴ/SQUARE ENIX・「魔法少女特殊戦あすか」製作委員会
いわゆる魔法少女物です。
かわいい女の子が、見た目に反して魔力を使って異世界から来た魔物と戦うアニメです。
そして、現在その魔法少女たちは、それぞれの環境で平和に過ごしていたのだが・・・
みたいな流れが第1話です。
ここまでの感想としては、よくある話だなぁ、となるかと思います。
では、アニメ「魔法少女特殊戦あすか」の他の魔法少女物との違いは何か?
そこに触れてみます。
あすかの使う武器「カランビット」

(C) 深見真・刻夜セイゴ/SQUARE ENIX・「魔法少女特殊戦あすか」製作委員会
一部のマニアの人はご存知かもしれませんが、あすかの使う武器は「カランビット」と呼ばれる小型ナイフです。
メリケンサックに小さめの鉤状の刃が付いています。
普通主人公だったら、もっと大きな剣を持たせても良くないですか?
こんな小さな武器だと、作画的にボリュームに欠けそうな気もするのですが、どうなんでしょう?
と、思っていたら、その謎が解けました。
理由は以下です。
リアルな戦闘シーン

(C) 深見真・刻夜セイゴ/SQUARE ENIX・「魔法少女特殊戦あすか」製作委員会
後半パートで、友人がテロリストに襲われて、封印していた魔法少女の力を使って救出するシーンがあります。
ここでの戦闘シーンが必見です。
正直グロめのシーンが多々あるので、画像を載せることが出来ないのですが、非常に良く出来ています。

実際の近接戦闘術を見事にアニメで表現しています。
近接戦闘を見せたいが故に、刀等の大物ではなく、カランビットのような小回りが利いて殺傷能力の高い武器を、あえてあすかに持たせたのではないでしょうか?
刀であれば、絵面的にも迫力はあるのでしょうが、カランビット程のスピード感がなかなか出せないかと思います。
一方、カランビットだと、これまであまり描かれてこなかった?魔法少女による近接戦闘を描くにはぴったりの武器だったと言えます。
刀は一太刀が重要です。
居合いがあるように、一撃必殺です。
一方、カランビットは、一撃ではなく、複数回の近接攻撃による殺傷を目的としています。
そのため、一連の流れが必要となります。
そのあたり見せ方が非常にうまいんです。
好みはあるでしょうが、何度も見返したくなります。
この戦闘シーンはぜひ、動画で観ていただきたいです!
敵はまどか☆マギカ感ありあり

(C) 深見真・刻夜セイゴ/SQUARE ENIX・「魔法少女特殊戦あすか」製作委員会
オープニングで過去の回想シーンがあり、3年前の大戦の時のラスボスが↑です。
う~ん、ちょっとわかりにくくないですか?
阿蘇山の火口の中から顔を出しているのですが、ちょっと微妙ですよね。
そして、第1話ではこんな敵も出てきます。

(C) 深見真・刻夜セイゴ/SQUARE ENIX・「魔法少女特殊戦あすか」製作委員会
原色を用いたカラフルな異形の生き物。
なんかどっかで観た事ないですか?
なんとなく、まどか☆マギカ感ありません?
ちなみに、↑で解説した近接戦闘はテロリストである対人だったので映えましたが、こういうデカ物相手だとどうなんだろう?
第1話の中では、こういった敵にゴリゴリ近接攻撃を加えるというシーンは見受けられませんでした。
アニメ「魔法少女特殊戦あすか」のネットの口コミや評判は?
続いては、アニメ「魔法少女特殊戦あすか」のネットの口コミや評判についてです。
世界観を事前にインプットしとくのが吉、かも。
原作者である深見真さんの小説がもともと好きで、アニメ化を機に原作漫画を一気に読みました。
原作は、深見さんの持ち味である
・肉体的にも精神的にも強い少女
・銃火器への尋常じゃないこだわり
・軍やら警察組織やらが本筋にグイグイ絡んでくる、複雑かつ緻密な組織背景
・拷問だの肉体破壊だの、やたらスプラッタな描写
・異性愛者とおなじくらい普遍的に存在する同性愛者(むしろ同性愛者や両性愛者のほうが多いまである)
これらが如何なく盛り込まれており、ミリタリーファンタジーアクション漫画でありながらやたらと文字量・情報量が多く、深見さんの作品が好きなら安定して楽しめる出来ではあります。
内容はよくある暗い魔法少女もの。映像的には抑えられているが描写がグロい。
展開が結構唐突。敵がなんなのか分からない。
作画が微妙。原作は知らないがそんなに可愛くない。
自分が唯一良かったと思えたのは声優が無駄に豪華な点のみ。
はっきり言って微妙な作品。最後に無粋なツッコミですが、重要な人物の移送中なら護衛を付けろよ。
萌えキャラじゃない魔法少女は誰得か?
魔法少女が異世界からの侵略に対する防衛戦争を経て、平凡な生活に戻るが、周りの人の危機に直面し、今度は人間相手の戦いの場に身を投じる話です。
きれいな女性が派手な立ち回りをする、そういうバトルものが好きな人には堪らない設定ですが、バトル物が好きな人に多い、「萌えキャラが苦手」という人は、魔法少女というキーワードが引っ掛かるかもしれません。でもヒロインは魔法少女ですが、典型的な萌えキャラ(目が大きくて鼻が小さい)とは一線を画しています。
切れ長の目にクールな雰囲気。
萌えキャラ苦手の人にはいいです。
アニメ「魔法少女特殊戦あすか」第1話はこんな人におすすめ!

(C) 深見真・刻夜セイゴ/SQUARE ENIX・「魔法少女特殊戦あすか」製作委員会
いわゆるかわいい女の子が魔法を使って悪者を退治する、みたいなぬるい萌え系アニメに飽きた方はぜひ!
それと、
自分の感想としては、ブルース・リーにカランビットを持たせたらこうなるのでは?みたいな風に感じましたので、素手の格闘技ファンでも観ていて楽しめるかもしれません。
あと、ちょっとマニアックですが、「ガン=カタ」好きの人も、扱う武器は違えども同じような表現力がありますので、ぜひ観てみてほしいです。
(注:ガン=カタとは銃と武道の型を用いて戦う新たな戦闘技法の事)
⇒ガン=カタ参考動画
ただ、第1話時点でのストーリーは、正直よくあるというか微妙だったので、そこだけはあしからず・・・。
まとめ
昨今の美少女物と同じく、かわいい巨乳の女の子が髪の毛を振り乱しながら敵と戦います。
第1話のテロリストとの戦闘シーンは、格闘技マニアやミリタリーファンの心を掴むことは間違いないでしょう。
恐らく、作者もそこを狙っているのは間違いないはず。
逆に言うと、そこにあまり興味がなく、かわいい女の子の活躍だけを観たい人からすると余計な要素になってしまうかもしれません。
ただ、まず第1話だけでも観てみよっかなぁ、と思う人に後悔させることはないかと思いますよ。
ということで、以上、アニメ「魔法少女特殊戦あすか」第1話の感想&レビューでした!