こんにちわ、ひろし(@anime__hiroshi)です!
今回紹介するアニメは、「へんたつ」です。
「へんたつ」は、たつき監督が2018年1月から自身のTwitterやニコニコ動画に不定期で投稿していたもので、現在もYoutubeやニコニコ動画で公開されています。
本編は11分55秒の短編アニメとなっています。
先に言っておくと、
むしろ、苦痛だと思います。
じゃあ誰だったら観ていいの?
となるかと思いますが、それは、
逆に言うと、その両作ともまだ観た事ないという方は、観ても時間の無駄と言ってもいいかもしれません。
その代わり、たつき監督を知ってから観ると、
「ほー」
「なるほどなぁー」
「またーり」
等と言った声が聞こえてくるのは間違いないはずです。
ということで早速、アニメ「へんたつ」の感想をレビューして行きます!
※たつき監督作品を未視聴の方はまずは↓を観てみてください。
アニメ「へんたつ」のあらすじ
■アニメ「へんたつ」公式Youtube動画より
メタ的なirodoriの近況報告や雑談と言った内容で、登場人物はirodoriメンバーの擬人化(女性化?)と見られる。ケムリクサや傾福さんと言ったirodori作品ついても触れられており、アニメ制作を題材にした作品と言う面も持つ。
作中の背景でも半透明の生物と言った過去作の駅長さんや傾福さんに共通した世界観のモチーフが見られる。
また、タイトルの”へん”は平安(伊佐佳久氏の愛称。沖縄では「へん」とも読む。)、”たつ”はたつきを指しているとも言われる。
引用元:ニコニコ大百科より
放送スケジュール・スタッフ・キャスト
放送 スケジュール |
2020年1月4日(土)~ TOKYO MX・群馬テレビ・とちぎテレビ・BS11 |
キャスト | 監督とか:たつき 作画とか:伊佐 佳久 美術とか:白水 優子 |
スタッフ | 鬼:高杉薫 猫:門脇舞以 音:アニプレックス |
前情報なしでアニメ「へんたつ」を観た感想・ネタバレ

@irodori~へんたつ~
アニメ「へんたつ」を観た第一印象は、

これ、たつき監督作品知らなかったら何のこっちゃ分かんないだろうなぁ
です。
Youtubeを観ていておすすめ動画で出てきても、間違いなくそっと×ボタン押されるやつです。
逆にたつき監督作品を知っていると、12分少々では短いよぉ、となります。
何故短いと思うのか?
そんな、アニメ「へんたつ」の中身を紹介します。
文字起こししたいレベル

@irodori~へんたつ~
話にまとまりがありません。
悪い意味じゃないですよ。
いや、悪い意味かもしれません。
このアニメ「へんたつ」って、恐らくたつき監督の頭の中をアニメ化した作品だと思うんです。
支離滅裂とは言いませんが、筋の通ったストーリーはありません。
ですが、たつき監督の頭の中をのぞいているような、そんな気分になります。
なので、映像は映像で観るとして、言葉は言葉で書き起こして置いておきたい気持ちになりました。
言葉のつぎはぎが多いので、文字として自分の頭の中でパズルを組み合わせたくなる、アニメ「へんたつ」は私にとってはそんな作品です。
キャラクターの謎

@irodori~へんたつ~
登場人物な名もなき擬人化された動物です。
けものフレンズを観た人なら、全く違和感はないと思います。
ですが、やっぱり気になっちゃいます。
ただのアニメと思って観ればいいんでしょうが、どうしても・・・ね。
・猫の子(伊佐佳久作画監督をモチーフにしている?)の右手がピンクなのは?
これがどうしても気になります。
けものフレンズの最終回では、かばんちゃんの手が徐々に黒くなっていったりもしました。
あれを連想させるんですが、何か意味があるのでしょうか?
そして、さらに気になるのが・・・

@irodori~へんたつ~
鬼の子の角にある「7と24」って何?
作中では全く触れられないし、調べてみると・・・

20170724たつき監督ツイート
アニメ「へんたつ」の公開が2018年8月7日。
その作中に7と24の文字。
2017年7月24日のツイートを観て、という事?
その日のたつき監督のツイートが↑です。
そして、けものフレンズ2監督降板事件が2017年9月25日。
けものフレンズ2監督降板の件に言及?

@irodori~へんたつ~
上記のように、9.25事件とも称された、けものフレンズ2監督降板事件。
ひょっとしてそれについて、暗に視聴者にその心境を吐露しているのではないでしょうか?
さらに、アニメ「へんたつ」の中で次のようなセリフがあります。
と。
考えすぎかもしれませんが、「筆を折ってもおかしくないレベル」となると、やっぱり9.25を想起せずにはいられません。
もう言葉に出すのも嫌でしょうが、やはりどうしても触れずにはいられなかったんでしょう。
でも、あまり直接的にやっちゃうと火に油を注ぎ兼ねない。
そこで、たつき監督なりの自己表現だったのかもしれませんね。
そう思えば、あぁ、たつき監督らしいなぁ。
なんて、ちょっと納得出来ちゃいますね。
花火ではなく焚き火

@irodori~へんたつ~
たつき監督らしさという意味では、このエピソードがすごく気に入りました。
なるほどなぁ、と深く頷いちゃいました。
この謙虚さ、たつき監督らしくないですか?
確かに、けものフレンズもケムリクサも、第1話から釘付けになるようなアニメかと言われるとそうではなかったです。
じわじわ不確かな何かが謎を呼び、その謎を第11話でかっさらい、第12話で視聴者のハートをがっちり掴む。
そして、その掴まれたハートの話をみんなで輪になって語る。
まさに焚き火です。
そんな連鎖が常に起こる作品。
本当に言い得て妙だと思いませんか?
次回作に期待!?

@irodori~へんたつ~
これもたつき監督らしいのですが、気になるセリフを持ってくるんですよね。
最後のセリフに
アニメ「へんたつ」が公開されたのは、ケムリクサ発表前です。
ケムリクサはシリーズ物として世に出たので、今後の短編アニメとして2作品くらいは頭の中にある、そう思わせられますよね。
となると、やっぱり期待せずにはいられませんよね。
おわり?

@irodori~へんたつ~
さらに、たつき監督は仕込んでるんです。
最後の最後に。
最後の「おわり」のテロップ。
これが「おわり?」になってるんです。

「つづく」じゃなくて「おわり?」ってどゆ事??
「つづく」でいいじゃん!
なんで「おわり?」なの?
それはこっちのセリフだよ??
あぁ、なんて思わせぶりな人なんでしょう、たつき監督って。
これじゃあおちおち夜も眠れませんよ。
アニメ「へんたつ」のネットの口コミや評判は?
続いては、アニメ「へんたつ」のネットの口コミや評判についてです。
完全たつき監督ファン向け
CGアニメ製作グループ、Irodoriのたつき監督と伊佐作画監督がモデルと思われる二人が喫茶店などで語り合うアニメです。
とりたててドラマチックな展開もなくペットやコミケなどの四方山話に終始するので、未視聴で起承転結やストーリーを期待すると外れますが、けものフレンズ降板騒動からケムリクサ製作の間に作られた当時の心境にも少し触れられています。
短編ながら一部現実とフィクションが入り交じる不思議でほんわかしたたつきワールドの片鱗が楽しめます。
「好き」あらば自分語り
一歩間違えば「めちゃくちゃ気持ち悪い」と評価されるおそれのある危ない作品じゃないだろうか。
よく発表したな、と思う。
作者達が、美少女化し、「自分たちの作品がどのように好かれるか・評判になっているか」まで話題にして、駄弁るだけのアニメなんて……。
けれど、実際、素敵。
確かなコール&レスポンス
身内話なので本編は無償公開して冊子はイベント限定、これだけで十分贅沢なのですが、地方ファンとしてはたまらず要望を送り、その足しにしてくれと勝手に注ぎ込む訳です。
すると、決して安くはないだろう委託料にそれなりの手続きを経て、流通させ、叶えてくれる。
話はやや逸れますが、個人的に好きな分野で「これtwitterじゃなくてもいいじゃん?」というようないつまでも情報の更新がなされずフォロワーの声に耳を貸さない「公式」が目に余るのもあり、確実に答えが返ってくるコンテンツに、信頼をおくのかもしれません。
アニメ「へんたつ」はこんな人におすすめ!

@irodori~へんたつ~
けものフレンズやケムリクサを観た人ならマストで観ておいた方がいいでしょう。
あんな作品を作る人の頭の中を垣間見れる内容にはなっています。
逆にたつき監督を知らない人には1mmも響かないとは思います。
まぁ、雰囲気だけは伝わるかもですが、なかなかそれ以上は・・・ね。
まとめ
アニメ「へんたつ」って、ある種のアニメとしての表現技法だと思うんですよね。
アニメ関係者の取りとめのない四方山話にも聞こえますが、よく聴くといろんなヒントが転がってるし、よく観るとそれはそれでいろんな考察が出来る。
なんだか劇画調でつい引き込まれてしまっては、その本質が理解できない。
なので、

目と耳を別にして観ないとダメだと思うんです。
何言ってんだ?って思うかもしれませんが、私はそう感じました。
なんだか言葉では上手く言い表せられないので、気になる方はぜひ観てみてください!
ということで、以上、アニメ「へんたつ」の感想&レビューでした!
追記:2019年8月3日へんたつ続編公開
夏の息抜きアニメ #へんたつ pic.twitter.com/apjsOCSVeE
— たつき/irodori (@irodori7) August 3, 2019
上記で解説したアニメ「へんたつ」の続編にあたる?「へんたつ~夏の息抜き編~」がたつき監督の公式ツイッター上で公開となりました。
さらに、翌月の9月13日には、「へんたつ~晩夏の息抜き編~」が公開となりました。
晩夏の息抜きアニメ #へんたつ pic.twitter.com/NHC0PdESNm
— たつき/irodori (@irodori7) September 13, 2019
今回も、何も知らない人が見れば何のことやら分からないと思いますが、鬼と猫がなんかダラダラしゃべってます(笑)
ただ、どうやらやはりirodori作品の次回作の話っぽいのですが、どうなることやら・・・。
追記2:2019年12月28日謎のダンボール動画公開
— たつき/irodori (@irodori7) December 28, 2019
それは突然でした。
2019年の年も押し迫って来た頃に、たつき監督が↑のツイートをされました
TOKYO MX
群馬テレビ
とちぎテレビ
BS11
謎のメッセージの書かれたダンボールがただ周っているだけのアニメ動画です。
ですが、当然界隈はどよめきました。
ちなみに、番組表を確認すると、他のアニメ終わりの時間なだけで、何の記載もありません。
ひょっとしてCM告知で何かするの?
続編の発表?
新作発表?
色んな物議を醸しました結果・・・
ということでまさかのTVアニメ化です!よろしくお願いします~ #へんたつhttps://t.co/uOy8hhsIwL pic.twitter.com/ZKJjAKXo0P
— たつき/irodori (@irodori7) January 4, 2020
まさかの「へんたつ」TVアニメ化でした!!
TOKYO MX、群馬テレビ、とちぎテレビ、BS11毎週土曜日23時57分頃から。
第1話については、たつき監督のTwitterでも公開されました。
へんたつTV版_第1話(初回なのでTwitterにもアップ) #へんたつ pic.twitter.com/35MTe5PKiJ
— たつき/irodori (@irodori7) January 4, 2020
この内容からも、全何話になるかは分かりませんが、ワンクールなら12話くらいになるのでしょうか?
今後が楽しみですね。


