こんにちわ、ひろし(@anime__hiroshi)です!
今回紹介するアニメは、「少女終末旅行」です。
突然ですが、先日以下のツイートをしました。
唐突ですが、
「クリスマスにおすすめのアニメ」
って、何かありますかね❓🧐
基本1話だけ観て感想を書くんですが、おもしろそうなら続きも観てみたいとは思っています😊
シリーズ物ではなかなかないかな❓#アニメ好きと繋がりたい
— ひろし@毎日アニメを1話観る (@anime__hiroshi) December 24, 2019
このツイート後、多くのアニメをおすすめいただいたのですが、その中から茶沢山(@cyatakusan1)さんに紹介してもらった「少女終末旅行」を観ました。
アニメ「少女終末旅行」は、2017年10月から放送された、全12話の作品です。
個人的には、

終末の荒廃した世界で2人の少女が冒険する
そんなイメージに惹かれたのですが、観終わった感想としては、

相当観る者を選ぶ作品だなぁ
です。
以下では、そのあたりを分かりやすく私の感想と共に解説します。
ということで早速、アニメ「少女終末旅行」第1話の感想をレビューして行きます!
アニメ「少女終末旅行」のあらすじ
■アニメ「少女終末旅行」公式Youtube動画より
人間社会が崩壊し、人間や生き物たちがほとんどがいなくなってしまった終末の世界。
廃墟となった都市の中をケッテンクラートに乗って二人の少女、チトとユーリが旅をする。
終わりを迎えてしまった都市世界を見て回りながら、あてのない旅を続けるチトとユーリが行き着く先とは……。
引用元:公式HPより
前情報なしでアニメ「少女終末旅行」第1話を観た感想・ネタバレ

(C)つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会
アニメ「少女終末旅行」の第1話を観た率直な感想は・・・
です。
主人公は、チトとユーリという2人の少女。
どこか廃墟のような巨大な建物の中を、ケッテンクラートというキャタピラーの付いたバイクみたいな乗り物に乗って、出口を求めて旅?をしています。
なるほど、ちょっとした脱出ゲーム的要素でもあるのかな?
と、思っていたら・・・
あっさり外に出てしまう

(C)つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会
脱出成功!

早っ!
序盤の流れからすると、この建物からいかにして脱出するのか!?
みたいなサバイバル的要素があるかと思いきや、あっさり脱出に成功します。
そして、チトとユーリは念願の外の光を目の当たりにするのでした。
ちなみに、外は雪の降りしきる夜。
ここまで建物の中で荒廃感が強かった作品全体のイメージが、ここで少しダークから脱却した印象を持ちました。
終末というわりに終末感がない

(C)つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会
そんな感じであっさり外に出たチトとユーリは、周りの探索を始めます。
レーションと呼ばれる非常食を探すのですが、なかなか見つからず。
大戦後?の武器や弾薬はたくさん見つかる。
当時の戦車や飛行機の残骸も。
この探索シーンなのですが、
観る人によっては、ダルい、と感じる人もいるかもしれません。
このちょっとゆるい世界観が、アニメ「少女終末旅行」の持ち味であり、全てなんだと思います。
食料も満足に手元にない。
生きるか死ぬか。
そんな終末感を感じさせるようなサバイバル要素は、ほぼありません。
あるんだけど、感じさせないといったほうがいいのかな?
戦争の起こった理由

(C)つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会
作品の中にはチトとユーリの2人しか登場しません。
なので、会話もこの2人の会話で進んでいきます。
↑でもあるように、ゆるい感じの会話が続くのですが、突然核心を突いたりします。
チト「まるで武器の墓場だ」
ユーリ「昔の人も食料不足だったんだよね?なんで武器ばっかり作ったんだろ?」
さらに、戦争が起こる理由についてユーリに聞かれてチトはこう答えます。
妙に冷静なチト。
それを聞いて半分も理解してなさそうなユーリ。
戦争の起こる本質について、この2人の会話が刺さって来ませんか?
その話の後に・・・

(C)つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会
なんとか非常食を見つけて袋を開けると、ビスケット状のレーションが5個。
お互い2個ずつ食べる。
残り1個。
これ自体はユーリの冗談でした。
冗談だったのですが、なるほど、
と妙に説得力のある演出でした。
恐らくここのやりとりが、アニメ「少女終末旅行」の全てだと思います。
行間を読む、じゃないですが、ここの一連の流れに全て詰まっていると思って間違いないのではないでしょうか?
アニメ「少女終末旅行」のネットの口コミや評判は?
続いては、アニメ「少女終末旅行」のネットの口コミや評判についてです。
何が大切なのか
私はこの作品の世界、キャラクター、話の流れ、画、BGM等々全て好きです。
好きだからこそなのか、人を選ぶ作品であると言われていることが理解出来ず、もしかしたら「変化や起伏で強い印象を受けて驚きたい」というのを主燃料で作品を楽しむ人には向かないのかもしれません。
どことなく呑気な二人の少女が,飾り気のなくなったシンプルな終末の世界をゆっくりと巡りながら,気づき学んでいく少し変わった日常系です。
色々難しい設定などを気にせずゆったりとしながらも,ときどき驚かせるように大事なことを散りばめているので、割と飽きずに見ていられます。
なんとも言えない雰囲気と余韻
細かい科学検証がしたいSF派の方には向いていないかもしれませんが、ふんわりと、雰囲気や抽象的に伝えてくる終末世界のSF(少し不思議)なお話として非常に楽しめました。
よくよく考えるとこの地球には救いはないように思えるのですが、主人公二人が生を軽やかに捉えているというか、旅をしている所もゆるいので重くなりすぎずそのギャップが魅力だと思います。
なんだかとってもリラックスできる作品で、毎週楽しみに見ていました。
最終回はどこかしんみりとした切ない余韻が。
続きが気になってしまいます。
アニメ「少女終末旅行」第1話はこんな人におすすめ!

(C)つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会
視聴後に、爽快感や達成感を求める人には向いていないアニメです。
逆に、
終末の世界観なので重くなりそうなテーマですが、観た感想としてはそこまで重くありません。
第2話以降でも、チトとユーリの会話の中にいろんなヒント散りばめられるんだと思います。
それを回りくどいと思う人もいるかもしれませんが、それが、このアニメ「少女終末旅行」の見所でもあります。
まとめ
背景の設定は終末思想を思わせますが、中身は独特のゆるふわっぽい世界観もあったりします。
主人公も2人の少女ですし、とっつきやすさはあります。
ですが、この「あてのない不毛な旅」と人によっては捉えられかねない第1話の流れだと、すぐに切っちゃう人もいそうな作品です。
ただ、あまり肩肘張らずに流し観できる雰囲気は私は好きです。
アニメ「少女終末旅行」は、ドタバタしたストーリーでもないですし、目をむくような展開を期待する作品ではありません。
あえて言うなら、

「雰囲気を楽しむ非日常系アニメ」
と言えなくもないかな?
ということで、以上、アニメ「少女終末旅行」第1話の感想&レビューでした!
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