【感想】アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」第1話を忖度なしでレビューしてみた!

4.0
荒ぶる季節の乙女どもよ。 おすすめ度★★★★☆4
荒ぶる季節の乙女どもよ

こんにちわ、ひろし(@anime__hiroshi)です!

今回紹介するアニメは、「荒ぶる季節の乙女どもよ。」です。

タイトルの画像を見て最初に思ったのが、かつて学園物映画として人気を博した、宮沢りえ主演の「僕らの七日間戦争」です。

ところがどっこい、どうやらこのアニメはそんな映画とは全く関係のない内容のようです。

 

ひろし
ひろし

あらすじを読む限りでは、ちょっとしたエロなんかも期待できそう!?

 

ということで早速、アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」第1話の感想をレビューして行きます!

 

 

アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」のあらすじ

■アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」公式Youtube動画より

あなたの“はじめて”を、わたしにください――。

高校の文芸部に所属する小野寺和紗たち女子5人。

「死ぬ前にしたいこと」という話題で沸いたある日、部員の一人が投じたある一言……。

その瞬間から、彼女たちは“性”に振り回され始める。

引用元:公式HPより

 

⇒アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」公式サイト

⇒アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」公式ツイッター

 

前情報なしでアニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」第1話を観た感想・ネタバレ

文芸部に所属する5人の女子高校生。

部活の活動として小説の読み合わせをするのですが、その小説がどうも淫靡な内容なものばかり。

多感な時期の女子高生には若干刺激が強い表現があったりします。

恐らく処女であろうかわいい女の子が、そんなちょっとエッチな表現を声に出して言ったりするのですが、観てるこちらとしては、それにちょっぴり興奮を覚えたりもします。

そんな文芸部の5人の中で、ある時「死ぬ前にしたいこと」という話題が持ち上がります。

文芸部の中でも一番人気で清楚系の菅原新菜(すがわらにいな)が、そこで飛んでもない一言を発します。

 

 

「セッ○ス」

いやいや、ちょっと待って!

最近のアニメは、女子高生キャラが「セッ○ス」とか言っちゃうの??

性に対して敏感な女の子たちばかりの中で、菅原新菜(すがわらにいな)だけは死ぬ前にセッ○スをしたいと言う。

でも、その言い方にも含みがあり、伏線張ってるなぁと思わせます。

このあたりまで来ると、

 

男子目線で言うならば、ちょっと女子の会話を盗み聞くような感覚になってしまいます。

 

女の子って、男子のいない所ではそんな事言ってるんだぁ、みたいな。

そんな文芸部に所属する主人公小野寺和紗(おのでらかずさ)。

 

 

小野寺和紗には、典元泉(のりもといずみ)という学校内でも人気の男子である幼馴染がいる。

このあたりはよくある設定なのですが、ちょっと前までは幼馴染だったのに、徐々に異性として意識していく、っていうね。

家族ぐるみの付き合いなので異性として見れていなかったけど、学校での環境もあって異性として意識せざるを得なくなっていく。

そんな小野寺和紗と典元泉の間でとてもショッキングな事件が起こるんです!

最近のアニメはここまで性に対して開放的になったのか!?と、思わざるを得ない内容なんです。

ある時、小野寺和紗が典元泉の家を訪ねます。

ピンポンを押すも反応はない。

玄関の鍵はかかっていないので、勝手知ったる人の家。

2階の典元泉の部屋から音が漏れて聞こえてくる。

それを聞いた小野寺和紗が、なんとなく部屋のドアを開けると・・・

 

 

典元泉が自慰行為をしているのでした。

えぇ!うそ~ん!

こんなイケメンキャラなのに、第1話からそんな事になっちゃうの!?

このアニメは恐らく女子高生も見るとは思うんだけど、現代の女子高生はこういったシーンを目の当たりにしてどう思うんだろうか?

青年男子である私からすると、

 

この時の緊張感には身をつまされる思いでしかない

 

そんな感じなのですが。

性に興味を持つ年ごろです。

主人公の小野寺和紗は、典元泉の自慰行為を見て部屋を飛び出していきます。

まぁ、そうなりますわな。

ここまでが、アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」第1話のネタバレにはなるのですが、こういった内容のアニメってR15なんかにはならないんですかね。

女子高生が「セッ○ス」と口にしたり、幼馴染の自慰行為を目撃したり、第1話からこんな展開になるってことは、もしかしたら性交渉するようなシーンも出てきたりするのでしょうか?

恐らくそういう見方は間違ってるんでしょうが、男子目線で言わせていただくと、ほとんどの成年男子はそういった見方になってくると思います。

そういう意味でも、今後が楽しみな作品であるのは間違いないです。

ちなみに、挿入歌のTHE BLUE HEARTS「TRAIN-TRAIN」が実に良いタイミングで挿入され、物語を盛り上げてくれています。

 

第1話のタイトルが実は奥深い

第1話のタイトルが「豚汁の味」。

これ、第1話を観ると分かるのですが、

 

「豚汁の味」=「女性器から出てくる汁の味」

 

という比喩なんです。

まだ、アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」見てない人からすると、はぁ!?って感じになるでしょうけど、そのあたりがこの作品の中ではうまく表現されています。

自分が男子だからだとは思うのですが、

 

女子高生って性に対してこんな風に思ってるんだよ、っていうのがリアルに伝わってきます。

 

今後の展開でどうなって行くか分かりませんが、神秘的な女性の一面が垣間見れるアニメという意味で、実に興味深い作品となっています。

 

第1話のラストがあまりにも現代的というか・・・

↑でもネタバレしましたが、第1話の最後に主人公の小野寺和紗は、典元泉の自慰行為を見て部屋を飛び出していきます。

同世代の男子あるあるなのですが、

 

部屋で自慰行為をしていて母親に見つかるということよりも、さらに恥ずかしい体験が描かれます。

 

この表現をどう捉えるかなのですが、個人的にはネガティブな印象を受けてしまいました。

話としては面白いのですが、これを実際多感な時期の男女が目にしたとしたらどう感じるんだろう?

若干歪曲した性教育と言えなくもないですが、面白かった半面そういう意味では少しだけ不安になっちゃいました。

 

 

アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」のネットの口コミや評判は?

続いては、アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」のネットの口コミや評判についてです。

第1話から非常に楽しめました

第1話、とても面白かったです。
原作は未読です。
事前情報から、過激な描写や台詞があることは知ってました。
言い方は悪いですが、絵と声優と過激な台詞で視聴者を「釣る」お話なのかと思ってました。
しかし第一話を見る限り全然違いました。
「真摯に性と向き合っている」お話でした。
それゆえに、登場するキャラクター達は、性に振り回されていました。
過激な台詞、描写もリアル世界だとあんなものでしょう。
いや多分もっと過激なのかな。
ピュアな恋物語も大好きですが、ここまで性に向き合うアニメ作品を見たことがないので、とても興味深かったです。

引用元:Amazonレビューより

岡田麿里色が濃く、エッジの効いた青春「処女コメディ」

声優の上坂すみれは、原作者から本作は「処女コメディ」と説明を受けたと言っていたが、まさにそのものだった。
原作・脚本マリーで、第一話からマリー節全開。
岡田麿里が好きかどうかで評価が分かれるのではないか。
脚本家マリーの伝説として、「第一話に”射精ネタ”」というのがあるが、ド直球。
爽やかイケメンで、”いいやつ”風の泉君が、『TRAIN-TRAIN』(THE BLUE HEARTS)をバックミュージックに聴きながら、「電車(バスかもしれない)もの」をおかずにしていたシーンは衝撃。
それを目撃した幼馴染の主人公女子高生は、もっと衝撃を受けただろうが・・・。
目撃された後の、泉君の反応もリアル。
作画は美しく、青春ものらしく、淡い色使いで作品にマッチしている。
インパクトがあるだけでなく、展開もテンポよく、
人物設定や状況説明もスムーズで、手堅い演出が作品を下支えしている。
好き嫌いはあるだろうが、トータルで非常に高いクオリティだった。

引用元:Amazonレビューより

性と向き合う女の子

原作未読、事前の情報何もなしの状態から見ました。
OPを見た感じ、コメディではなく、真面目な女子高生青春もので、あんまり自分好みではないかなと思いました。
そしたらですよ、本編始まったらいきなり官能小説を音読してるじゃないですか。
その瞬間から「ぁ、俺好きやわ」ってなったんですよ。
文芸部で官能小説を声に出して読む女子高生ってだけでこの先どうなるのかなと不安でしたが、進むにつれてなるほどなと感心しました。
この年代の子達特有の性への気付き方、向き合い方を上手く表現しつつ、コメディも入れてるので見る人を飽きさせないようにしてます。
男だったらおちゃらけたり、おっぱいでけぇーって言って終わるんでしょうね。
男なので女の子の気持ちは正直分からないですが、このアニメを通して少しでも思春期の女の子の事が知れたらいいなと思いました。

引用元:Amazonレビューより

アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」第1話はこんな人におすすめ!

現役高校生だと、男女ともにおすすめ出来るかと思います。

女性は共感出来る部分も多々あるでしょうし、ある意味性教育の一環にもなるのかなと思います。

逆に男子に対しては、同級生の女の子はこんな風に性に対して考えたりしてるんだよ、と勉強にもなるはずです。

誤解を恐れずに言うと、この年頃の男子の頭の中は「セッ○ス」が98%です。

その98%が間違った方向に行かないような、バイブル的作品だといっていいかもしれないですね。

 

まとめ

昭和・平成前期には考えられなかった、開かれた性に対する描写が特に際立った第1話でした。

画風も青春ストーリーにマッチする色合いで、シナリオにぴったりです。

作画とストーリーのギャップもまたこの作品の魅力のひとつでもあります。

若い方だけでなく、年配の方にも青春時代を思い起こさせる作品となっていますので、気になる方は、とりあえず第1話だけでも見てもらえればいいかと思いますよ。

ということで、以上、アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」第1話の感想&レビューでした!